~新年のご挨拶~

2019年末に発生した新型コロナウイルスは、国内外の様々な経済活動と私たちの暮らしに、大きな影響を及ぼしています。さらに、2020年4月緊急事態宣言では収まらず、2021年1月再び緊急事態宣言が発令されようとしていますが、この間、私たちの日常生活は大きく変化し続けています。

大きな変化は、私たちの事業活動にとっても例外ではありません。感染拡大防止のためには、人と人の接触機会を最小化することが広くに求められています。社会的孤立しがちな人々への支援を旨とする私たちの業務も、従来通りの方法では立ち行かなくなるのです。ウィルス感染防止のための細心の配慮をもって、現場業務を続けることになります。肝心なのは、陽性者が広まれば一定数重症者が出る。重症者には難易度の高い医療が必要となり、さらに死に至る危険性が極めて高いことです。

折しも、「働き方改革」が福祉介護現場にも求められています。

私たちは、日常業務の中で可能な限りITスキルやロボット技術を援用しながら、本来の人間性ある業務を続けるための省力化・機械化を取り入れることが求められています。

現場業務を支える研修についても、同じことが言えます。

講習のような座学については、何処にいても定時でなくても学べるよう、可能な限りオンライン研修で行うことで多人数での接触機会を減らすことが出来ます。グループ・ディスカッション活動については、十分な感染防止の手立てを講じたリアル研修を行う。この二つの有効な手立てをミックスした、ハイブリッドな研修形態が常識化することでしょう。

コロナ禍が終息した後の時代、ポストコロナ時代ではこれまでの組織運営が通用しないかもしれません。事業活動を持続させるために新たな方策や決断、リスクマネジメントが求められるようになることでしょう。「持続的な事業活動」とパラレルな関係にある人材育成もまた然りです。

私たちシーガル研修研究機構も、充分な準備を整え、新たな時代における人材育成=研修の方策を講じていこうと考えております。

引続き、私どもの事業展開にご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

2021年1月4日

特定非営利活動法人シーガル研修・研究機構

理事長 松田米生